縁が黄緑と青の皿に山盛りにされた、きつね色に揚がったミルカオ

チリロス・ラゴス州チロエ諸島ジャガイモ・粉もの

ミルカオ

Milcao / melcao / milcado(チロエ)Chilote potato cake of grated and boiled potato, Chiloé

生のジャガイモをすりおろして絞り、茹でて潰したジャガイモと合わせる。絞り汁から沈んだでんぷんは捨てずに生地へ戻す。揚げても焼いても、石蒸しのクラントに埋めてもいい。アンクー地方博物館の言葉を借りれば、ミルカオは「食卓でパンと同等の機能を果たす」。

概要

01

同じ芋を、生と茹でで二度使う

小麦粉を使わずにまとまる理由は、二種類のでんぷんの状態にある。

ミルカオは、チリ南部チロエ諸島の、ジャガイモだけで作る焼き物である。チリ農業省のSIPAM Chiloé公式サイトは製法を「すりおろして水気が抜けるまで練ったジャガイモと、茹でて潰したジャガイモを混ぜる」と記す。ここにバターまたは脂と塩を加え、豚の脂かす(chicharrones de chancho)を詰める。

チリ文化省の文化遺産シソーラスは、調理法を三つ挙げる。水で茹でる、オーブンで焼く、直接熾火で焼く。アラウカニア州ではすりおろしたジャガイモ生地を揚げ、伝統的にクラントに加えて食べる。1913年の『チリ語辞典』はここに「茹でる」も並べていた。

小麦粉は本来入らない。文化遺産シソーラスもASALEの『アメリカ語辞典』もSIPAMの定義も、ミルカオに小麦粉を挙げていない。小麦粉はむしろ姉妹料理チャパレレの定義要素である。つまり伝統的な製法においては、ミルカオはグルテンフリーの料理ということになる。

アンクー地方博物館の公式記述は、この料理の位置をひとことで説明している。「Los milcaos cumplen una función equivalente a la del pan(ミルカオはパンと同等の機能を果たす)」。小麦が高価で輸送も難しかった島において、ミルカオは主食パンそのものの席に座っていた。

白い皿の上で切り分けられ、中に脂かすが見えるミルカオ

切ると中から脂かすが出てくる。塩と脂かすだけが、伝統的な味つけのすべてになる。

オレンジ色の布の上に置かれた皿に盛られた、揚げたてのミルカオ黄色い布に置かれた白い皿の上の、焼き色の異なる三枚のミルカオ

左:揚げたてのミルカオ・フリト。右:焼き色の違う三枚。

味と特徴

02

同じ名前でも、揚げと石蒸しではまったく別の食感になる

加熱法が四つある時点で、ひとつの食感で語れる料理ではない。

生のおろし芋に含まれる未糊化のでんぷんと細胞壁が、加熱で部分的に糊化する。茹で潰しの芋は糊化済みのでんぷんとして結着材になる。この二つが合わさることで、マッシュ系より明確に重く、歯に粘る内部ができる。チロエの教会群管理財団の解説も、でんぷんを生地に戻すことが「外は弾力があり中は柔らかい」特徴的な食感を生むとしている。

揚げ型では、表面のでんぷんが高温の油で糊化してから脱水し、硬く薄い殻を作る。脂かす由来の脂と褐変が香ばしさを加え、内部は蒸し状態で湿る。外と中の差がもっとも大きくなるのがこの型である。

オーブン型は乾熱なので全体から水分が抜け、揚げ型より乾いて締まった、パンに近い質感になる。茹で型はもっとも淡白で、餅や団子に近い。

クラント型はまったく別物になる。完全な湿熱の蒸しなので殻はできず、全体が均質にしっとりと粘る。しかも貝と肉の出汁を吸うため、塩味と海の香りが移る。四つの型の中でいちばん柔らかく、いちばん味が濃い。「外はカリッ、中はもちっ」という説明が当てはまるのは、あくまで揚げ型だけである。

ナルカの葉の上に並べられ、湯気の中で蒸されているミルカオ白い皿に並べられた、楕円形に揚がった二枚のミルカオ

左:クラントの中で蒸されるミルカオ。右:でんぷん主体のミルカオ・デ・チュニョ。同じ名前でも加熱法で別物になる。

材料と産地

03

絞り汁は捨てない。沈んだでんぷんを生地へ戻す

この一手間があるかどうかが、ミルカオとよその芋パンケーキを分ける。

材料は生のすりおろしジャガイモ、茹でて潰したジャガイモ、豚の脂かす、ラードまたはバター、塩。必須の調味料は塩だけである。香辛料は伝統形には入らない。

チロエでは、生おろし芋から出た絞り汁を捨てずに静置する。底に沈んだでんぷんを回収して生地に戻す。文化遺産シソーラスはこのでんぷんを chuño(別名 lío)と呼び、「すりおろした果肉を激しく濾し洗い、でんぷんが沈殿するまで」と工程を記述する。同じ chuño から tropom やリンゴの mazamorra も作られる。

でんぷんを戻す意味は三つある。生地の遊離水を減らして加熱時の飛散と芯の生焼けを防ぐこと、回収した純でんぷんが加熱で糊化して結着力と弾性を補うこと、酸化酵素を含む絞り汁を分離することで褐変を抑えること。

原料は papa chilota、つまりチロエの在来ジャガイモである。チロエはSolanum tuberosumのChilotanum群、すなわち低地四倍体のチリ在来系統の地理的起源域にあたる。この系統は長日条件に適応し、葉緑体DNAに241塩基対の欠失を持つ点でアンデスのAndigenum群と区別される。

藁の上に置かれた籠からこぼれる、赤・紫・黄の在来ジャガイモ

チロエの在来ジャガイモ。品種数はFAOの現存91品種から農業省の400品種超まで、出所によって大きく異なる。

砂の上に並べられた、細長く曲がった濃い紫色の在来ジャガイモ濃い紫の皮の内側に桃色の肉が見える、切られた在来ジャガイモ

左:細長い形の在来種。右:紫の皮を割ると桃色の肉が出る。

捨てない水に、この料理の芯がある。おろし芋を絞った汁を静置し、沈んだでんぷんを生地へ戻す。粉を足さずにまとまるのはこの工程のためだ。

道具と工程

04

おろし器は火山岩、濾し器は編み籠だった

アンクー地方博物館の収蔵品が、作り手の名前つきで残っている。

伝統的なおろし器 ralla は、多孔質の火山岩を半円錐形に成形したものである。博物館の用途説明には「milcao、colado、mella de papas、pilcahues 用にジャガイモをおろす」と明記されている。火山島の石そのものでジャガイモをおろしていた。近代になってブリキ製のおろし器 rayu も使われるようになった。

濾し器 cernidor は cunquillo という竹状の植物繊維を目を詰めて編んだ小籠で、「すりおろしジャガイモから水と chuño を取り出す」ための道具である。同館には1994年に María Remolcoy が製作した一点が収蔵されている。台所道具で作り手の名前が残っている例は多くない。

工程の一例としては、生ジャガイモの皮をむいて細かくおろし、布で絞り、絞り汁を20〜30分静置してでんぷんを沈殿させる。別のジャガイモを塩湯で茹でて熱いうちに潰す。絞ったおろし芋、潰し芋、回収したでんぷん、溶かしラード、塩を均一に混ぜる。握りこぶし大に分割し、平たく伸ばして具を包み、厚い円盤に成形する。

加熱は、茹でるなら30〜40分、オーブンなら180℃で40〜50分、あるいはラードで揚げる、またはクラントで蒸す。この時間と温度は当該レシピ固有の値であって、公的な規格ではない。クラント型では nalca(Gunnera tinctoria)の葉が使われる。マプドゥングン由来で、葉柄を nalca、葉を pangue と呼び分ける。

道端に茂る巨大なナルカの葉と、その前に立って撮影する人刈り取ったナルカの葉柄を手押し車に積んで売る男性

左:ナルカの葉の大きさ。右:ナルカの葉柄を売る人。

チロエ島の畑でかがんでジャガイモを掘り、容器に入れている人

チロエの畑でジャガイモを掘る。作付面積は4,000ヘクタール、単収は1.62トン毎ヘクタールとされる。

クラント

05

焼けた石の穴に、貝と肉と一緒に埋まる

ミルカオは最上層近くに置かれ、下から立つ蒸気と出汁を吸う。

クラント(curanto en hoyo)は、チョノ=ウイリチェ文化に由来するチロエの調理法である。語源はマプドゥングンの kurantu で、kura(石)と antu(太陽)から「石の多い場所」を意味する。地面に穴を掘り、焼いた石を敷き、貝(アサリ・ムール貝・ピコロコ・ウニ)、豚肉、鶏肉、野菜、でんぷん質食品を層状に重ね、nalca の葉と芝土で密封して蒸す。豚肉と鶏肉はスペイン征服以後の追加である。

ミルカオとチャパレレは、貝類・肉類・ジャガイモの層の上、最上層近くに置かれる。下層から立ち上る蒸気と滴る出汁を受け止める位置である。揚げたミルカオとクラントのミルカオが別物になるのは、この配置のせいでもある。

考古学的な深さも確認されている。チロエ島北部、アンクー西方の Puente Quilo 遺跡では、貝塚の中から地下炉址、高温を受けた石、貝殻、海獣骨が検出され、放射性炭素年代で6,000年以上前のクラントと報告されている。アウストラル大学プエルト・モン校の2024年刊『Arqueología de Llanquihue y Chiloé』は、クラントを「海と陸の食材を焼石で調理する形式で、数千年前からカヌー漁撈民が用いていた技法」と位置づける。

ただし、その6,000年という数字はあくまで「焼石で蒸す調理技法」に対するものである。ミルカオ自体がそこまで遡る証拠はない。豚の脂かすを前提とする要素を含む以上、少なくともその部分は征服後のものである。ウェブ上には「クラントは11,000年前から」という数字も流布しているが、公的・学術資料で確認できるのは6,000年超のほうである。

スコップで熾火をかき分け、クラント用の石を焼いている女性焼けた石の上に広げたナルカの葉へ、貝を並べていく作業

左:炉の石を熾火で焼く。右:焼けた石の上にナルカの葉を敷き、貝を重ねる。

ナルカの葉に囲まれた穴いっぱいに敷き詰められた黒いムール貝

穴いっぱいのムール貝。下層から立ち上る蒸気と滴る出汁を、上のミルカオが受け止める。

芝土とナルカの葉をめくり、白い湯気が噴き出すクラントの穴クラントの穴から焼けたミルカオをトレーに取り上げる人たち

左:クラントを開ける瞬間の湯気。右:焼き上がったミルカオを取り出す。

在来ジャガイモ

06

FAOが2011年に認定したのは、料理ではなく農業システム

数字は出所によって10倍違う。必ず出典とともに読む必要がある。

チロエは2011年、FAOの世界農業遺産(GIAHS、スペイン語でSIPAM)に認定された。授与式は2012年、チロエ諸島10市の代表と農民に対して行われた。チリ国内で唯一のSIPAMサイトであり、世界のパイロット6サイトのひとつでもある。

ここで誤解しやすいのは認定の対象である。焦点は「在来ジャガイモの伝統的農法と先住民的管理システム」であって、ミルカオという料理ではない。またSIPAMはユネスコの世界遺産ではない。チロエにはユネスコ世界遺産「チロエの教会群」(2000年登録、16聖堂)が別にあるが、こちらは木造教会建築である。

品種数の数字は出所によって大きく違う。FAOのGIAHS公式ページは歴史的に800〜1,000品種、現存91品種とする。チリ農業省のSIPAM Chiloéは現在400品種超を保存とする。国立文化遺産サービスは200品種以上。2008年のFIA公式カタログは211品種を記載している。10倍近い開きがあるので、必ず出所を添えて書く必要がある。

同じページによれば、ジャガイモの作付面積は4,000ヘクタール、単収は1.62トン毎ヘクタール。女性が種芋と伝統知識の主な保持者(guardianas de semillas)とされる。INIAは2025年6月2日、オソルノにジャガイモ遺伝資源バンクを開所し、Remehue が保有する450点超の在来系統を移管することになった。

2011年FAO世界農業遺産

チリ国内で唯一のSIPAMサイト。対象は料理ではなく在来ジャガイモの農業システム

91品種現存する在来種

FAO公式の数字。歴史的には800〜1,000品種とされる

6000年前クラントの痕跡

Puente Quilo遺跡の地下炉址。ただしミルカオ自体はここまで遡らない

認定されたのは、皿ではなく畑だった。2011年のFAO世界農業遺産は、チロエの在来ジャガイモの農法と管理システムに対するもの。料理そのものではない。

食べる場面

07

冬の豚解体、家を曳く共同労働、そして夏の祭り

ミルカオが並ぶ場面は、脂かすが出る日と重なっている。

reitimiento(reite)は豚の解体と脂の精製で、冬季、とくに6月から8月に行われる。チリ政府観光局SERNATURも冬季観光資源として紹介している。豚は約1年前から肥育される。大鍋で豚を煮てラードと chicharrones を取り、その脂かすでミルカオ、ソパイピージャ、yoco を作る。参加できなかった親族や隣人には lloco という料理の包みを送る。

minga は共同労働で、代表格が minga de tiradura de casa、すなわち木造家屋を橇に載せて牛と隣人が陸路・海路で丸ごと曳き移動させる行事である。報酬は金銭ではなく、食事と飲み物と音楽で支払われる。その食事の中心がクラント、つまりミルカオである。2026年のチロエの報道例では、一度の minga に120人前のクラントが用意された。

夏には fiestas costumbristas が各地で開かれる。最大のものはカストロ市営公園で毎年2月第3週末に行われる Festival Costumbrista Chilote で、クラント、yoco、羊の丸焼き、ミルカオ、チョチョカが定番として並ぶ。1月から2月にかけてChacao、Quilo、Chepu、Caulín、Chonchi、Quinchao などでも連続開催される。

日常では、ダルカウエ、カストロ、アンクーのフェリアで揚げミルカオが屋台に並ぶ。アンクー地方博物館は「Plato de milcaos fritos」の記録写真を、ダルカウエ市カレン地区、2017年10月撮影として所蔵している。

貝と肉を盛った器に添えられたミルカオとチャパレレ、赤ワインのグラス

ミルカオとチャパレレを添えたクラントの一皿。二つの姉妹は、いつもこの形で並ぶ。

広がり

08

絞り汁のでんぷんを戻す料理は、地球の反対側にもある

似た料理と並べると、ミルカオの三つの識別子がはっきりする。

同じ生地系統の兄弟がチロエにいる。チョチョカは茹でて挽いたジャガイモに小麦粉を混ぜ、palo chochoquero という長い木の棒に巻きつけて焚き火の前で回しながら焼く。異名が七つ以上記録されている。mella de papa は甘めの挽きジャガイモに小麦粉を混ぜ、nalca の葉で包む。カルブコの変種 chuañe はレーズンやマルメロのペーストを入れる。

チャパレレは同じクラントに並ぶ姉妹だが別物である。文化遺産シソーラスの定義は「小麦粉とすりおろしジャガイモで作る小さく平たい円形のパン。塩湯で茹で、クラントに添えて食べる」。小麦粉が必須である点が、ミルカオとの最大の違いになる。

アイルランドの boxty は、生のすりおろし芋と茹で潰し芋を合わせるという点でミルカオにもっとも近い。ただし小麦粉とベーキングソーダとバターミルクが入り、蒸し調理はなく、脂かすを包まない。語源は arán bocht tí、つまり「救貧院のパン」である。

韓国の감자전(カムジャジョン)は、粉を使わず、絞り汁から沈殿させたでんぷんだけで結着させるのが伝統とされる。でんぷん回収の工程がミルカオと酷似している。ただし茹で芋を混ぜず、脂かすも包まず、薄く焼く。ドイツの Kartoffelpuffer は生のおろし芋に卵と小麦粉を加えて薄く揚げ焼きにするもので、二重ジャガイモ構造がない。アルゼンチンの tortilla de papa に至っては、すりおろしも潰しもせず卵で固めるので、構造的に別系統である。

整理するとミルカオの識別子は三つになる。生おろし芋と茹で潰し芋の二重構造、絞り汁から回収したでんぷんを生地に戻すこと、そして石蒸しで加熱する型が存在すること。一つめは boxty と、二つめは 감자전 と共有する。三つめはミルカオ固有である。

長い木の棒にジャガイモの生地を巻きつけて焚き火の前で焼く男性白い皿に置かれた、平たく茹で上げられた二枚のチャパレレ

左:棒に巻いて焼くチョチョカ。右:小麦粉で作る姉妹料理チャパレレ。

青と白に塗り分けられた、三つの塔を持つチロエの木造教会

テナウンの木造教会。チロエのユネスコ世界遺産は料理ではなく、この木造教会群である。

チロエ諸島

Milcaoミルカオ

milcao / melcao

生おろし芋と茹で潰し芋の二重構造。小麦粉を使わず、石蒸しの型がある。

チロエ諸島

Chapaleleチャパレレ

chapalele

小麦粉が必須。薄い小円盤にして塩湯で茹でる。

アイルランド

Boxtyボクスティ

arán bocht tí

二重ジャガイモ構造は同じだが、小麦粉と乳製品が入り、蒸し調理はない。

韓国・江原道

감자전カムジャジョン

gamjajeon

絞り汁から沈殿させたでんぷんで結着させる点が酷似。ただし薄く焼く。

基本情報

国・地域
チリ、ロス・ラゴス州チロエ諸島。バルディビア・オソルノ・ジャンキウエ、アラウカニア州、アルゼンチン側にも広がる
分類
生のすりおろしジャガイモと茹でつぶしジャガイモを合わせた生地を、揚げる・焼く・蒸す・茹でる料理
主な材料
ジャガイモ(生と茹での両方)、豚の脂かす(chicharrón)、ラードまたはバター、塩
小麦粉
伝統形には入らない。小麦粉が必須なのは姉妹料理チャパレレのほう
加熱法
milcao frito(揚げ)/al horno(焼き)/de curanto(石蒸し)/hervido(茹で)
伝統的な道具
ralla(多孔質の火山岩のおろし器)、cernidor(cunquillo繊維の編み籠の濾し器)、rayu(ブリキのおろし器)
クラント
焼石と nalca(Gunnera tinctoria)の葉で密封して蒸す。Puente Quilo遺跡では6,000年超の地下炉址が報告
在来ジャガイモ
papa chilota。FAO世界農業遺産(SIPAM)2011年認定。品種数は出所により91〜400超と幅がある
綴り
milcao が主。melcao は正当な異形、milcado は過剰修正形とされる
注意
ユネスコ無形文化遺産ではない。チロエのユネスコ世界遺産は木造の「チロエの教会群」

出典

写真(21枚)

  • 1. こんがり揚がったミルカオ。揚げ型は外側のでんぷんが糊化してから脱水し、硬く薄い殻を作る。 / Fielpy / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 2. 揚げたてのミルカオ・フリト。市場の屋台でいちばんよく見かける型である。 / Fielpy / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 3. 切ると中から脂かすが出てくる。塩と脂かすだけが、伝統的な味つけのすべてになる。 / Lufke / CC BY-SA 3.0 / 原典
  • 4. 焼き色の違う三枚。同じ生地でも加熱法によって色も食感も大きく変わる。 / Ppn87 / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 5. でんぷんを主体にした型、ミルカオ・デ・チュニョ。生地の作り分けにも名前がついている。 / Ppn87 / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 6. クラントの中で蒸されるミルカオ。殻はできず、全体が均質にしっとりと粘る。 / Lin linao / CC BY-SA 3.0 / 原典
  • 7. 焼き上がったミルカオを穴から取り出す。ミルカオとチャパレレは最上層近くに置かれる。 / Lin linao / CC BY-SA 3.0 / 原典
  • 8. クラントを開ける瞬間。葉と芝土で密封された中は、完全な湿熱の蒸し状態になっている。 / Lin linao / CC BY-SA 3.0 / 原典
  • 9. 焼けた石の上にナルカの葉を敷き、貝を重ねていく。層の順序が料理の仕上がりを決める。 / Rjcastillo / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 10. 炉の石を熾火で焼く。メチュケ島にて。石が十分に焼けるまでが最初の仕事になる。 / madhseason / CC0 / 原典
  • 11. 穴いっぱいのムール貝。下層から立ち上る蒸気と滴る出汁を、上のミルカオが受け止める。 / Fabiola Cárcamo / CC BY-SA 3.0 / 原典
  • 12. ミルカオとチャパレレを添えたクラントの一皿。二つの姉妹は、いつもこの形で並ぶ。 / Javier.henriquez319 / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 13. チロエの在来ジャガイモ。品種数はFAOの現存91品種から農業省の400品種超まで、出所によって大きく異なる。 / Avodrocc / CC BY 2.0 / 原典
  • 14. 細長い形の在来種。チロエはSolanum tuberosum Chilotanum群の地理的起源域にあたる。 / Lin linao / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 15. 紫の皮を割ると桃色の肉が出る。在来種の色は皮だけでなく中身にも及ぶ。 / Lin linao / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 16. チロエの畑でジャガイモを掘る。作付面積は4,000ヘクタール、単収は1.62トン毎ヘクタールとされる。 / Jiròni B. / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 17. チョチョカ。同じ生地系統の兄弟料理で、長い木の棒に巻きつけ、焚き火の前で回しながら焼く。 / Decardenavente / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 18. チャパレレ。小麦粉が必須である点が、ミルカオとの最大の違いになる。 / Lin linao / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 19. ナルカ(Gunnera tinctoria)の葉。人と並ぶと大きさが分かる。この葉でクラントを密封する。 / CARLOS TEIXIDOR CADENAS / CC BY-SA 4.0 / 原典
  • 20. ナルカの葉柄を売る人。チロエでは葉柄を nalca、葉身を pangue と呼び分ける。 / Rodrigo Fernández / CC BY-SA 3.0 / 原典
  • 21. テナウンの木造教会。チロエのユネスコ世界遺産は料理ではなく、この木造教会群である。 / Josefinabenoit / CC BY-SA 3.0 / 原典

写真はすべて原典でCC0・パブリックドメイン・CC BY・CC BY-SAのいずれかと商用利用可を確認し、被写体を1枚ずつ目視で照合したうえでサイト内へ取り込んでいます。表示時は形を変えない範囲で明るさ・コントラスト・彩度をわずかに上げ、料理が実際の見え方に近く、明るく見えるよう調整しています。

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