ミルフォードサウンドのマイターピーク

ニュージーランド 南島 / フィヨルドランド国立公園

ミルフォードサウンド

海から1,692m。垂直に立つ岩の壁と、雨のたびに生まれる無数の滝。

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ミルフォードサウンド
帰りの峠道

壁紙で見たことがあるはずだ。黒い水面から三角形の岩山が突き上げていて、その周りを白い雲が流れている写真。あの山の名はマイターピーク(Mitre Peak)、標高1,692m。海面からほぼ垂直に立ち上がっている。

ここはニュージーランド南島の南西端、フィヨルドランド国立公園。氷河が削ったU字谷に海が入り込んでできた入り江——フィヨルドだ。「サウンド(Sound)」と呼ばれているが地形学的には誤りで、マオリ語ではピオピオタヒ(Piopiotahi)という。

そして、ここは世界でもっとも雨の多い場所のひとつだ。年間降水量は6,000〜9,000mm、東京の4〜5倍。晴れの日を狙って行く場所ではない。むしろ雨の日にこそ、壁じゅうから滝が湧く。ガイドはそれを「1,000の滝の日」と呼ぶ。

この記事は、成田からオークランドに飛び、クイーンズタウンへ乗り継ぎ、テ・アナウに前泊して、朝いちばんの峠道を走ってフィヨルドの奥まで行く道中記です。

国・地域
ニュージーランド 南島/フィヨルドランド国立公園(世界自然遺産テ・ワヒポウナム)
最寄りの町
テ・アナウ(Te Anau)人口約2,000人。ここが最後の給油地点
行き方
テ・アナウから120km・約2時間(寄り道込みで4時間みたい)。クイーンズタウンからは290km・約4時間
入国手続き
日本国籍はNZeTA(電子渡航認証/モバイル申請17NZドル・Web申請23NZドル)+国際観光保全税IVL 100NZドルが必須
ベストシーズン
10〜4月。冬(6〜9月)は雪崩でミルフォード・ロードが閉鎖されることがある
注意
テ・アナウからミルフォードまでガソリンスタンドは一軒もない。携帯電話も大半が圏外
この記事のレート
1NZドル=93円(2026年8月時点の目安)。料金はすべて2026年8月時点
フィヨルドの奥。両岸の壁が水面から一気に立ち上がる。
フィヨルドの奥。両岸の壁が水面から一気に立ち上がる。
ケアの正面。人を恐れず、まっすぐ近づいてくる。
ケアの正面。人を恐れず、まっすぐ近づいてくる。
サザーランド滝。落差580m、ミルフォード・トラックの途中から見に行ける。
サザーランド滝。落差580m、ミルフォード・トラックの途中から見に行ける。

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日本から、地球の裏側へ

第 1 章

日本から、地球の裏側へ

成田→オークランド11時間、乗り継いでクイーンズタウン

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成田からオークランドまで直行で約11時間。時差は3時間(夏時間なら4時間)しかないので、時差ボケがほとんどない。これは南半球の旅の大きな利点だ。ただし季節は逆で、日本の8月はニュージーランドの真冬にあたる。

出発前に必ずやるのがNZeTAの申請。専用アプリからだと17NZドル(約1,581円)、ウェブからだと23NZドル(約2,139円)。これに国際観光保全税(IVL)100NZドル(約9,300円)が同時に課される。申請は同じ画面で完結するが、承認まで最大72時間かかることがあるので、出発の1週間前には済ませておきたい。

南島の海岸線。着陸前、窓の下にフィヨルドの入り口が見える。
フィヨルドランド南部のロング・サウンド。この地形が海岸沿いに延々と続く。
クイーンズタウン近郊。牧草地と湖と山が、いきなり全部そろっている。
クイーンズタウン近郊。牧草地と湖と山が、いきなり全部そろっている。

入国審査より厳しいのが検疫だ。ニュージーランドは島国の生態系を守るため、生物由来のものの持ち込みに極端に厳しい。食品(果物・肉・乳製品・種子)、木製品、そして使用済みの登山靴やテントは必ず申告する。申告せずに見つかるとその場で400NZドル(約37,200円)の罰金。靴底に土がついているだけで洗浄処置になる。悩んだら申告する、が正解だ。

オークランドで国内線に乗り継いでクイーンズタウンまで約2時間。この着陸が名物で、両側から山が迫る谷に機体を滑り込ませるように降りていく。窓側の席を取っておくといい。

クイーンズタウン。湖と山に挟まれた斜面に町がある。
クイーンズタウン。湖と山に挟まれた斜面に町がある。
湖を走る蒸気船TSSアーンスロー。1912年就航で今も現役。
湖を走る蒸気船TSSアーンスロー。1912年就航で今も現役。

ファーグバーガーの「サザン・スワイン」(18.90NZドル=約1,758円)
クイーンズタウンで行列ができている店といえばここ。ポークベーコンとリンゴのチャツネが挟まった一品で、肉の塩気に、りんごの甘酸っぱさが真正面からぶつかる。バンズは店の隣の自前ベーカリーで焼いていて、外は薄く固く、中はふわっとしている。両手で持つと親指がめり込むほど大きい。深夜まで開いているので、遅い便で着いた日でも食べられる。

オニオンリング(9.90NZドル=約921円)
衣は厚めで、噛むと「がりっ」ではなく「ざくっ」と鳴る。中の玉ねぎは甘く煮えていて、するりと抜ける。塩は強めなので、ビールが進む。

ホーキーポーキー・ミルクシェイク(12.20NZドル=約1,135円)
ホーキーポーキーはニュージーランド独自のアイスクリームで、バニラの中に蜂蜜色のカリカリした飴の粒が入っている。飴はべっこう飴と軽石の中間のような食感で、噛むと歯の間で崩れ、口の中でゆっくり溶ける。シェイクにすると飴が半分溶けて、底のほうに沈む。最後にストローで吸うそのざらざらが、いちばんうまい。

オニオンリング。衣が厚めで「ざくっ」と鳴る。中の玉ねぎは甘く煮えている。
オニオンリング。衣が厚めで「ざくっ」と鳴る。中の玉ねぎは甘く煮えている。
ミルクシェイク。ホーキーポーキー入りは飴の粒が底に沈む。
ミルクシェイク。ホーキーポーキー入りは飴の粒が底に沈む。
リマーカブルズ山脈。名前のとおり「際立った」稜線が続く。
リマーカブルズ山脈。名前のとおり「際立った」稜線が続く。
湖畔から見た山並み。ここからさらに南西へ4時間走る。
湖畔から見た山並み。ここからさらに南西へ4時間走る。

テ・アナウ/ミルフォード周辺の宿を探す

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テ・アナウに前泊する

第 2 章

テ・アナウに前泊する

人口2,000人。ここが最後のガソリンスタンドで、最後のスーパーだ

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クイーンズタウンからミルフォードサウンドまで日帰りバスツアーもあるが、片道4時間、往復8時間の車中泊のような一日になる。強く勧めたいのはテ・アナウ前泊だ。ここからなら2時間。朝いちばんの、まだ観光バスが来ていない峠道を走れる。

テ・アナウ湖はニュージーランド第2の湖で、南島最大。町は湖畔に一列に並んでいるだけで、端から端まで歩いて20分ほど。ここを出るとミルフォードまで、ガソリンスタンドも店も一軒もない。満タンにして、水と昼食を買っておく。

テ・アナウ湖の別の入り江。対岸まで20km以上ある。
クィンティン・マッキノンの像。1888年にミルフォード・トラックを切り開いた人物で、テ・アナウ湖畔に立つ。
夕方の湖。風がやむと山がそのまま映る。
夕方の湖。風がやむと山がそのまま映る。

フィヨルドランド国立公園ビジターセンター(湖畔、入場無料)に寄っておくと、その日のミルフォード・ロードの道路状況と天気が確認できる。冬季はチェーン携行が義務になる日があるので、レンタカーなら必ずここで確認を。DOC(自然保護省)の職員が最新情報を掲示してくれている。

フィヨルドランド国立公園ビジターセンター。道路情報はここが最も早い。
フィヨルドランド国立公園ビジターセンター。道路情報はここが最も早い。
秋のテ・アナウ。ポプラが黄色くなる。
秋のテ・アナウ。ポプラが黄色くなる。
テ・アナウ・ダウンズ。ミルフォード・トラックの船着き場がある。
テ・アナウ・ダウンズ。ミルフォード・トラックの船着き場がある。

Redcliff Café のフィヨルドランド産ベニソン(鹿肉)ロースト(44NZドル=約4,092円)
町でいちばん有名な店。古い民家を改装した中は薪ストーブが焚かれている。鹿肉は牛より赤みが濃く、脂がほとんどない。焼き加減はミディアムレアで出てくるのが基本で、噛むとしっとり弾力があり、鉄っぽい旨みが後から立ち上がる。臭みは驚くほどない。ベリーのソースが添えられていて、その酸味と甘みが肉の鉄分をやわらげる。

グリーンリップ・マッスル(ムール貝の白ワイン蒸し/26NZドル=約2,418円)
ニュージーランド固有のミドリイガイ。殻の縁が鮮やかな緑色で、日本のムール貝より一回り大きい。身はぷりっとして厚く、噛むと磯の香りより先に甘みと乳のようなコクが来る。白ワインとニンニクとクリームで蒸したスープが濃厚なので、パンを浸して最後まで飲む。1皿10個ほど、二人で分けてちょうどいい。

ホワイトベイト・フリッター(36NZドル=約3,348円)
8月から11月だけの季節もの。ホワイトベイトは川に遡上する稚魚で、日本のシラスより細く、透明。それを卵液だけでつないで薄く焼く。粉はほとんど使わない。味は驚くほど淡く、苦みも臭みもない。ふわっとした卵の中で、稚魚がとろりと溶ける。レモンを搾って、塩をひとつまみ。これで完成する。高いのは、獲れる量が年々減っているからだ。

フラットホワイト(6NZドル=約558円)
この国とオーストラリアが発祥を争っているコーヒー。エスプレッソに、細かい泡のスチームミルクを注いだもの。カプチーノより泡が薄く、ラテより牛乳が少ない。ミルクの甘みとエスプレッソの苦みが分離せず、一体になっている。朝いちばんに飲むと、山道の運転が楽になる。

ミドリイガイ(グリーンリップ・マッスル)。ニュージーランド固有種で、日本のムール貝より一回り大きい。写真は殻の標本。
ミドリイガイ(グリーンリップ・マッスル)。ニュージーランド固有種で、日本のムール貝より一回り大きい。写真は殻の標本。
フラットホワイト。エスプレッソに細かい泡のミルクを注ぐ、この地域発祥のコーヒー。
フラットホワイト。エスプレッソに細かい泡のミルクを注ぐ、この地域発祥のコーヒー。
湖のほとりに桟橋が伸びる。夏はここからカヤックが出る。
湖のほとりに桟橋が伸びる。夏はここからカヤックが出る。
水上飛行機。湖から飛び立って、フィヨルドの上を回る遊覧便がある。
水上飛行機。湖から飛び立って、フィヨルドの上を回る遊覧便がある。

宿の相場:テ・アナウのモーテルは1泊150〜250NZドル(約13,950〜23,250円)。夏(12〜2月)は数か月前に埋まる。ミルフォードサウンドの入り江そのものにも唯一の宿(Milford Sound Lodge)があるが、部屋数が少なく高い。テ・アナウを拠点にするのが現実的だ。

サンドフライの話をしておく。この地方にはブヨの一種(サンドフライ)が大量にいる。刺されると数日痒い。マオリの伝説では、この土地があまりに美しいので人が住み着いてしまわないよう、女神が放ったことになっている。虫除け(DEET入り)は必ず持っていくこと。テ・アナウはまだましだが、ミルフォードの岸辺は本気で多い。長袖と長ズボンが最善の防御になる。

町の背後の山。標高差があるので天気が急に変わる。
町の背後の山。標高差があるので天気が急に変わる。
湖岸の遊歩道。朝の散歩に一周ちょうどいい。
湖岸の遊歩道。朝の散歩に一周ちょうどいい。
日没後の湖。空の色が水にそのまま残る。
日没後の湖。空の色が水にそのまま残る。
タカヘ。一度は絶滅したと考えられ、1948年にこの近くの山地で再発見された。
タカヘ。一度は絶滅したと考えられ、1948年にこの近くの山地で再発見された。
タカヘの幼鳥。ビジターセンター横の保護区で見られることがある。
タカヘの幼鳥。ビジターセンター横の保護区で見られることがある。
ミルフォード・ロード

第 3 章

ミルフォード・ロード

120km、信号ゼロ。世界でもっとも美しい道路のひとつ

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国道94号(SH94)。テ・アナウからミルフォードサウンドまで120km、休みなく走れば2時間だが、止まりたくなる場所が多すぎて4時間かかる。信号はひとつもない。

最初の30分はテ・アナウ湖沿い。そこから内陸に入ると、いきなり視界が開けてエグリントン谷になる。氷河が削ったU字の谷底が黄金色の草に覆われ、両側に山が壁のように立つ。ここで一度停まらない人はいない。

谷の奥。ここから先は道が森に入る。
谷の奥。ここから先は道が森に入る。
谷を流れる川。水は氷河由来で、驚くほど冷たい。
谷を流れる川。水は氷河由来で、驚くほど冷たい。

ミラーレイクス(Mirror Lakes)はテ・アナウから約30分。駐車場から数分の木道の先に、小さな池がある。風のない朝なら、対岸のアール山地が水面に完璧に映る。池の中に「MIRROR LAKES」と上下逆さまに書かれた看板が立っていて、水に映すと正しく読める。ちょっとした仕掛けだ。無料、いつでも入れる。

そこから先はブナ(ナンキョクブナ)の森に入る。幹も枝も地面も、すべてが苔で覆われている。年間6,000mmを超える雨が、この緑を作っている。

苔むしたブナの森。木の幹の色が見えないほど苔が厚い。
苔むしたブナの森。木の幹の色が見えないほど苔が厚い。
温帯雨林の内部。倒木の上に次の世代が生えている。
温帯雨林の内部。倒木の上に次の世代が生えている。
ザ・チャズム。川が岩を丸く彫り抜いた場所。
ザ・チャズム。川が岩を丸く彫り抜いた場所。

ザ・チャズム(The Chasm)はホーマー・トンネルを抜けた先、ミルフォードまであと10分の場所にある短い遊歩道。クレドー川が硬い岩を長い時間かけて丸くえぐり、穴だらけにしている。2020年の豪雨で橋が流され、2026年時点でも一部区間のみの開放。川岸までは歩けるが、いちばん見応えのある渓谷を渡る橋はまだ復旧していない。行く前にDOCのサイトで開放状況を確認したい。

峠に近づくと森が消え、岩と草だけになる。
峠に近づくと森が消え、岩と草だけになる。
霧の尾根。標高が上がると天気は数分で変わる。
霧の尾根。標高が上がると天気は数分で変わる。

途中で食べるものを書いておく。この道には店がないので、テ・アナウで買っていくことになる。

ミートパイ(6.50NZドル=約605円)
ニュージーランドの国民食。手のひらサイズのパイで、中身はミンチ&チーズ、ステーキ&マッシュルームなど。パイ皮は上がサクサク、底は肉汁を吸ってしっとりという二層構造で、これが正しい。中の具はとろりと重く、熱い。ガソリンスタンドの保温ケースにあるものでも十分うまい。食べ方の作法は「立ったまま、紙袋の上で」。座って皿で食べるものではない、と地元の人は言う。

チーズスコーン(5NZドル=約465円)
カフェのカウンターに必ず積んである。塩気の強いチェダーが練り込まれ、表面にも溶けたチーズが焦げている。ぼろぼろ崩れるので、車の中で食べると悲惨なことになる。展望台の駐車場で外に出て食べたほうがいい。

L&P(3.50NZドル=約326円)
「Lemon & Paeroa」の略で、この国だけの炭酸飲料。レモンスカッシュより甘さが控えめで、後味に鉱泉っぽい塩気がある。缶に「World Famous in New Zealand(ニュージーランドでは世界的に有名)」と書いてあるのが、この国のユーモアだ。

チーズスコーン。塩気の強いチェダーを練り込み、表面にも焦がしてある。
チーズスコーン。塩気の強いチーズを練り込んだ、カフェの定番。
ホーマー・トンネル手前の谷。周囲を岩壁に囲まれた行き止まりに見える。
ホーマー・トンネル手前の谷。周囲を岩壁に囲まれた行き止まりに見える。
トンネル西側の坑口。ここを抜けると一気に下る。
トンネル西側の坑口。ここを抜けると一気に下る。
東側の入口。信号待ちの列ができる。
東側の入口。信号待ちの列ができる。

ホーマー・トンネルが、この道のクライマックスだ。全長1.2km、照明のない素掘りに近いトンネルで、内部は一車線しかない。だから片側交互通行になっていて、夏は信号で最大20分待つ。

待っている間、必ずやってくるのがケアだ。世界で唯一の高山に住むオウムで、体長50cmほど。緑の羽の下に鮮やかなオレンジが隠れている。頭がよく、好奇心が異常に強い。車のワイパー、ゴムモール、リュックの紐を平気で引きちぎる。餌をやるのは法律で禁止されている(人間の食べ物で死ぬ個体が多い)。窓は閉めて、荷物は外に置かない。

トンネルを抜けると景色が一変する。標高945mから海抜0mまで、つづら折りで一気に下る。前方に垂直の岩壁が見えてきたら、フィヨルドはもうすぐだ。

ケア。金属光沢のある嘴で、車のゴムを本気で剥がしにくる。
ケア。金属光沢のある嘴で、車のゴムを本気で剥がしにくる。
羽の裏はオレンジ色。飛んだ瞬間だけ見える。
羽の裏はオレンジ色。飛んだ瞬間だけ見える。

ミルフォード・ロードの運転で気をつけることを最後にまとめておく。①一車線橋(One Lane Bridge)が何本もある。標識の矢印が大きいほうが優先。②路肩に停める人が多く、急に人が道路に出てくる。③冬は凍結する。④携帯は大半が圏外。⑤野生動物が出る。制限速度は最高100km/hだが、実際は60〜80km/hで走るのが現実的だ。

フィヨルドへ乗り出す

第 4 章

フィヨルドへ乗り出す

クルーズ約1時間45分。壁の下に入ると、船が急に小さくなる

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ミルフォードサウンドは、入り江そのものが目的地だ。集落と呼べるものはなく、あるのはターミナルと桟橋と、小さな宿だけ。入り江の全長は15km、深さは最大400m。両岸の壁は1,200mを超える。

ここを見るいちばん確実な方法が遊覧クルーズ。所要1時間40分〜2時間で、入り江の口(タスマン海との境)まで往復する。

マイターピーク全景。氷河が削り残した硬い岩だけが尖って残った。
マイターピーク全景。氷河が削り残した硬い岩だけが尖って残った。
岸辺のハラケケ(ニュージーランド麻)ごしに見る同じ山。
岸辺のハラケケ(ニュージーランド麻)ごしに見る同じ山。

料金と選び方(2026年8月時点):ミルフォード発の標準クルーズは1人103〜117NZドル(約9,579〜10,881円)。クイーンズタウン発のバス+クルーズ+昼食のパッケージは223NZドル(約20,739円)前後。テ・アナウ発のバス付きもある。

時間帯:午前の便は団体バスが集中して混む。午後2時以降の便は空いていることが多く、光も柔らかい。ただし冬は日が短いので早めの便を。予約は必須で、夏は数週間前から埋まる。

どの船か:大型船は室内が広く暖かい。小型船は滝の真下まで近づけるぶん濡れる。防水の上着とレンズを拭く布は必ず持っていく。

船と壁。人が乗った船を入れると、壁の高さがようやく伝わる。
船と壁。人が乗った船を入れると、壁の高さがようやく伝わる。
岩肌の直下。船の何十倍もの高さがある。
岩肌の直下。船の何十倍もの高さがある。
桟橋を出る船。ここが唯一の乗り場だ。
桟橋を出る船。ここが唯一の乗り場だ。

スターリング滝(Stirling Falls)は落差151m。ここが小型船の見せ場で、船首を滝つぼに突っ込む。デッキに立っていると、水しぶきというより「風で運ばれた霧」が全身に当たる。冷たい。声を出すと口に入る。ガイドは「この水を浴びると10歳若返る」と言うが、船内に戻ると全員が同じくらい濡れている。

ボーエン滝(Bowen Falls)は落差162m。桟橋のすぐ近くにあり、こちらは陸から歩いても見に行ける。ミルフォードの集落の飲み水と電気は、この滝から取っている。

スターリング滝。落差151m、船はこの真下まで入る。
スターリング滝。落差151m、船はこの真下まで入る。
滝の下にいる船。この大きさの差が、この場所のスケール。
滝の下にいる船。この大きさの差が、この場所のスケール。
ボーエン滝。桟橋から歩いて行ける。
ボーエン滝。桟橋から歩いて行ける。
水量は前日の雨で劇的に変わる。
水量は前日の雨で劇的に変わる。

雨の日を恨まないこと。晴れた日のミルフォードは確かに美しいが、雨の日は壁という壁から水が落ちる。数百とも千とも言われる一時的な滝が、雨が止むと数時間で消えていく。「晴れを引いたら山が見える、雨を引いたら滝が見える」——どちらもここでしか見られない。

年間降水量6,000〜9,000mm、雨の日は年間およそ180日。つまり2日に1日は降る。雨具は必ず持っていく。

嵐の日のフィヨルド。雲が壁の中腹で止まる。
嵐の日のフィヨルド。雲が壁の中腹で止まる。
霧の日。山は見えないが、水と岩の輪郭だけが残る。
霧の日。山は見えないが、水と岩の輪郭だけが残る。
雨あがりの壁。細い滝が何本も走っている。
雨あがりの壁。細い滝が何本も走っている。
岩の造形。氷河が削った跡がそのまま残っている。
岩の造形。氷河が削った跡がそのまま残っている。
岩の割れ目。地殻変動の力がそのまま線になっている。
岩の割れ目。地殻変動の力がそのまま線になっている。

この地形ができた仕組み。フィヨルドは氷河が谷を削ってできる。氷は水と違って谷底を平らに、側面を垂直に削るので、断面がU字になる。氷期が終わって氷が溶け、海面が上昇し、そのU字谷に海が入り込んだ。だから壁が垂直で、水深が異常に深い。

もうひとつの特徴が「淡水層」だ。雨と滝の水が海水の上に薄く(3〜6m)乗っていて、光を遮る。そのため本来なら水深100m以深にしか棲まない深海生物が、水深10〜40mで生きている。黒サンゴの群落が浅いところにあるのは、この理由による。

シンバッド谷。氷河が削った典型的なU字の断面。
シンバッド谷。氷河が削った典型的なU字の断面。
U字谷の全景。両側が同じ角度で切り立つ。
U字谷の全景。両側が同じ角度で切り立つ。
雪をかぶったマイターピーク。冬は山頂付近まで白くなる。
雪をかぶったマイターピーク。冬は山頂付近まで白くなる。

時間帯で表情が変わる。朝は谷が影に沈み、水面は鏡になる。昼は壁の色が灰から緑に転じる。午後は光が入り江の奥まで届き、夕方は逆光で山が黒いシルエットになる。同じ場所を同じ日に3回撮っても、まったく別の写真になる。

朝の入り江。風がなく、水面が完全に凪いでいる。
朝の入り江。風がなく、水面が完全に凪いでいる。
昼の雲。山の中腹に雲がかかったまま動かない。
昼の雲。山の中腹に雲がかかったまま動かない。
午後の光。壁の緑がいちばん濃く見える時間帯。
午後の光。壁の緑がいちばん濃く見える時間帯。
入り江の中ほど。両岸の距離は1km前後しかない。
入り江の中ほど。両岸の距離は1km前後しかない。
水面すれすれの視点。壁がそのまま海に落ちている。
水面すれすれの視点。壁がそのまま海に落ちている。

船から見る「奥」と「口」。入り江の奥は静かで、水は真っ黒に見える。逆にタスマン海に近い口の側は波が入り、風が強く、船が揺れる。外洋に出た瞬間だけ、船内アナウンスが「ここが海です」と言う。振り返ると、通ってきた入り江の入口が岩壁に隠れて、どこにあったのか分からなくなる。

入り江の口。ここから先はタスマン海。
入り江の口。ここから先はタスマン海。
全景のパノラマ。左右の壁が奥まで続く。
全景のパノラマ。左右の壁が奥まで続く。
霧に隠れた山頂。標高1,000m以上は雲の中のことが多い。
霧に隠れた山頂。標高1,000m以上は雲の中のことが多い。
ヨットが入ってくる。停泊できる場所はごく限られている。
ヨットが入ってくる。停泊できる場所はごく限られている。
岸の岩。船から手が届きそうな距離まで寄る。
岸の岩。船から手が届きそうな距離まで寄る。
入り江の全景。この構図がいちばん有名だ。
入り江の全景。この構図がいちばん有名だ。
水面と壁の境目。植物は垂直の岩に根を張っている。
水面と壁の境目。植物は垂直の岩に根を張っている。
アニタ湾。入り江の口の近くにある小さな入り江。
アニタ湾。入り江の口の近くにある小さな入り江。
アニタ湾の岸。ここはグリーンストーン(翡翠)の産地としてマオリに知られてきた。
アニタ湾の岸。ここはグリーンストーン(翡翠)の産地としてマオリに知られてきた。
ボーエン滝の下から見た対岸の山。
ボーエン滝の下から見た対岸の山。
入り江の口を外から見る。ここが「隠れた入り江」と呼ばれた理由がわかる。
入り江の口を外から見る。ここが「隠れた入り江」と呼ばれた理由がわかる。
クルーズ中のデッキから。風が強く、体感温度は数度下がる。
クルーズ中のデッキから。風が強く、体感温度は数度下がる。
ミルフォードの船着き場。ここに全部の船が集まる。
ミルフォードの船着き場。ここに全部の船が集まる。
逆光の霧。ボーエン滝の水しぶきが光を受けている。
逆光の霧。ボーエン滝の水しぶきが光を受けている。
ケアが桟橋の手すりにとまる。人を怖がらない。
ケアが桟橋の手すりにとまる。人を怖がらない。
水の上の生き物たち

第 5 章

水の上の生き物たち

オットセイ、イルカ、そして深海サンゴ

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クルーズの後半、船は必ずシール・ロックと呼ばれる平たい岩に近づく。ニュージーランドオットセイが十数頭、腹を出して寝ている。船が来ても顔を上げるくらいで、ほとんど動かない。

運がよければハンドウイルカの群れが船と並走する。フィヨルドランドの個体群は世界最南のハンドウイルカで、数十頭しかいない。フィヨルドランドペンギンは10〜11月ごろ、岸辺の森で繁殖する。黄色い眉のような羽が特徴で、世界でもっとも数の少ないペンギンのひとつだ。

岩場の全景。オットセイはこの一帯に定着している。
ガートルード・サドルから見下ろす谷。トンネル手前から登れる、上級者向けの道。
一頭ずつ距離を取って寝ている。
一頭ずつ距離を取って寝ている。
岸壁の下。この岩の隙間が彼らの住処になっている。
入り江の岸壁。海面近くの岩棚が、動物たちの休み場になる。

海中展望台(Milford Discovery Centre)という施設が入り江の中ほどにある。桟橋から水中10mまで階段で降りると、窓越しに黒サンゴの群落が見える。黒サンゴは通常水深100m以深の生物で、こんな浅い場所で見られるのは世界でもここだけに近い。クルーズに追加で40NZドル(約3,720円)前後。雨の日でも濡れないという点でも価値がある。

カヤックという選択もある。夏(10〜4月)を中心に運航していて、1人130〜200NZドル(約12,090〜18,600円)。水面に座ると視線が海面から30cmになり、1,000mの壁が本当に「壁」として迫ってくる。船のエンジン音がないので、滝の音と鳥の声だけが残る。

早朝の入り江。カヤックはこの時間に出ることが多い。
早朝の入り江。カヤックはこの時間に出ることが多い。
ミルフォードへ向かう最後の道。人も車もいない時間帯がある。
ミルフォードへ向かう最後の道。人も車もいない時間帯がある。

ターミナルの食事事情。ミルフォードサウンドには実質的にターミナル内のカフェ1軒しかない。値段は町の1.5倍だと思っておくといい。

フィッシュ&チップス(26NZドル=約2,418円)
魚はブルーコッド(南島の白身魚)が使われることが多い。身は締まっていて、ほろりとほぐれる。衣は厚めで、噛むと油の熱がじわっと出る。チップスは日本のフライドポテトより太く、外はざらざら、中はほくほく。塩と酢を自分でかけるのが作法で、テーブルにモルトビネガーの瓶が置いてある。酢をかけると衣が少ししんなりして、脂が切れる。

ラム・パイ(9NZドル=約837円)
羊肉のミンチとローズマリーのパイ。羊の匂いはハーブでほとんど消えている。中身は塩気が強く、肉汁が多いので最初の一口は必ず火傷しかける。

ホーキーポーキー・アイスクリーム(7NZドル=約651円)
コーンに乗せた一段。バニラの中に飴の粒。寒い日に食べるのがこの国の流儀で、実際、雨の中で食べている人をよく見る。

マヌカハニーのホットチョコレート(8NZドル=約744円)
マヌカの蜂蜜は薬っぽい濃さがあり、キャラメルに近い後味が残る。冷えた体には、これが一番効く。

フィッシュ&チップス。魚はブルーコッドが多い。塩と酢は自分でかける。
フィッシュ&チップス。魚はブルーコッドが多い。塩と酢は自分でかける。
アイスクリーム。寒い日に外で食べるのがこの国の流儀。
アイスクリーム。寒い日に外で食べるのがこの国の流儀。
ホットチョコレート。マヌカハニーを入れると薬っぽい濃さが残る。
ホットチョコレート。マヌカハニーを入れると薬っぽい濃さが残る。
パブロバ。外は薄く固いメレンゲ、中はマシュマロのようにやわらかい。
パブロバ。外は薄く固いメレンゲ、中はマシュマロのようにやわらかい。
焼く前のパブロバ。この状態から低温でゆっくり乾かす。
焼く前のパブロバ。この状態から低温でゆっくり乾かす。
生牡蠣。南島ブラフ産のものが3〜8月に出回り、この国の冬の贅沢とされる。
生牡蠣。南島ブラフ産のものが3〜8月に出回り、この国の冬の贅沢とされる。
ミルフォード・トラック

第 6 章

ミルフォード・トラック

「世界一美しい散歩道」。4日間、53.5kmを歩いて海まで下る

いまここ

オークランド着
クイーンズタウン
テ・アナウ
ミルフォード・ロード
ホーマー・トンネル
ミルフォードサウンド
帰りの峠道

船で来る以外に、この入り江に到達する方法がもうひとつある。歩くのだ。ミルフォード・トラックは全長53.5km、3泊4日の縦走路で、1908年にロンドンの新聞が「世界一美しい散歩道」と書いて以来、その名で呼ばれている。

テ・アナウ湖の北端から船で入り、クリントン谷を遡り、マッキノン峠(1,154m)を越えて、アーサー谷を下ってミルフォードサウンドに出る。

トラック沿いの森。ここを4日かけて歩き抜ける。
ミルフォードサウンド南西の山々。トラックはこの稜線の反対側を通っている。
クリントン・ハット。DOCの山小屋は簡素だが清潔だ。
クリントン・ハット。DOCの山小屋は簡素だが清潔だ。
ダンプリング・ハットの寝室。二段ベッドが並ぶ。
ダンプリング・ハットの寝室。二段ベッドが並ぶ。

予約制が厳格だ。ハイシーズン(10月下旬〜4月下旬)は1日40人しか出発できない。DOCの山小屋泊が1人約120NZドル×3泊(約33,480円)+往復の船とバスで、合計1人600NZドル(約55,800円)前後。ガイド付きツアーなら食事と個室がつくが2,000NZドル(約186,000円)を超える。

予約開始は毎年5〜6月で、人気日程は数分で埋まる。1日で歩き通すことはできず、逆方向にも歩けない。ルートも日程も完全に一方通行だ。

途中に売店はない。4日分の食料をすべて背負う。山小屋にはガスコンロと水があるが、電気も携帯の電波もない。

ポンポローナ・ロッジ。ガイド付きツアー用の宿泊施設。
ポンポローナ・ロッジ。ガイド付きツアー用の宿泊施設。
マッキノン記念碑。峠の頂上に立っている。
マッキノン記念碑。峠の頂上に立っている。

マッキノン峠の上には、1888年にこのルートを発見したクィンティン・マッキノンの記念碑がある。峠は木がなく、風が強い。晴れれば両側の谷が同時に見下ろせるが、ここは1年の大半が雨か霧だ。

峠を下るとサザーランド滝(落差580m)への分岐がある。ニュージーランド最大級の滝で、往復1時間半。ここも雨のあとが圧倒的にいい。

サザーランド滝の全景。3段に分かれて落ちる。
サザーランド滝の全景。3段に分かれて落ちる。
別の角度から見たサザーランド滝。落差580mは3段の合計で、この国で最大級。
滝の下まで歩く分岐路。往復1時間半、荷物は峠に置いていく。
アーサー谷側の景色。ここから海まで下っていく。
峠を越えたあとの眺め。ここから海に向かって下っていく。
谷を下る道。橋は木製で、増水すると通行止めになる。
ミルフォードへ向かう道。谷底を縫うように続いている。
途中の避難小屋。急な雨をここでやり過ごす。
途中の避難小屋。急な雨をここでやり過ごす。

山の食事も書いておく。売店がないので、全部持ち込みだ。

フリーズドライのラム・シチュー(1食14NZドル=約1,302円)
テ・アナウのアウトドア店で売っている。湯を注いで8分。羊の脂の香りが強く、塩気は濃い。汗をかいた体には、この塩気がちょうどいい。じゃがいもは戻りきらずに少し芯が残ることがあるが、それも山の味だ。

スクロッギン(行動食/500gで12NZドル=約1,116円)
ナッツ、レーズン、チョコ、乾燥果物を混ぜた袋。歩きながら手を突っ込んで食べる。チョコが体温で少し溶けて、ナッツに絡むのがいい。

山小屋で沸かすビリーティー(茶葉代は数十円)
ヤカンで葉ごと煮出す紅茶。渋みが強く出るので、粉ミルクを入れる。4日目、峠を越えたあとに飲む一杯は、味の記憶として一生残ると歩いた人はみんな言う。

フィヨルドランドの奥。歩かないと絶対に見られない場所がある。
フィヨルドランドの奥。歩かないと絶対に見られない場所がある。
隣のダウトフル・サウンド。ミルフォードより静かで、船でしか行けない。
隣のダウトフル・サウンド。ミルフォードより静かで、船でしか行けない。

NIGHT ON THE ROAD

帰り道、
星が落ちてくる

フィヨルドランドの夜は本当に暗い。半径100kmに街灯らしい街灯がない。ミルフォードから戻る途中、エグリントン谷の路肩に停めて上を見ると、天の川が雲のように濃く見える。

南半球なので星座が違う。北極星はなく、代わりに南十字星と、その隣に大マゼラン雲・小マゼラン雲という二つの銀河が肉眼で見える。日本からは絶対に見えないものだ。

ただし夜間の運転は本気で危険。街灯がなく、野生動物が出て、路肩が谷に落ちている場所がある。日没前にテ・アナウに戻る計画を立て、星を見るなら町の外れの安全な駐車場で。

フィヨルドランドの夜空。人工の光がないと、星はここまで見える。
フィヨルドランドの夜空。人工の光がないと、星はここまで見える。

テ・アナウに戻ってからの夕食。長い一日の締めくくりに、この土地のものを2つだけ。

The Fat Duck のベニソン・バーガー(27NZドル=約2,511円)
鹿肉のパティに、ビートルートのスライスと目玉焼きが挟まる。ビートルートを入れるのがオセアニア式のハンバーガーで、土のような甘さと酸味が加わる。最初は違和感があるが、3口目には正しく思えてくる。パティは脂が少ないぶん、卵の黄身がつなぎの役割をする。

地ビール(10NZドル=約930円)
南島の醸造所のペールエールが樽で置いてある。ホップはネルソン・ソーヴィンという現地品種が使われることが多く、白ワインのような青い果実の香りがする。苦みは軽い。

アフガン・ビスケット(4NZドル=約372円)
この国だけのクッキー。ココアとコーンフレークを混ぜた生地を焼き、チョコレートアイシングをかけ、クルミを1粒乗せる。ざくざくと崩れ、噛むとコーンフレークの層がぱりぱり鳴る。甘さはかなり強い。コーヒーが要る。

ロースト・ラム(38NZドル=約3,534円)
この国の羊は牧草だけで育つ。だから脂が黄色っぽく、香りが強い。ミントソースを添えるのが伝統で、その青い香りと酸味が羊の脂を切る。付け合わせのローストポテトはラムの脂で焼いてあり、これがいちばん危険なうまさだ。

ロースト・ラム。牧草だけで育つので脂が黄色っぽく、香りが強い。
ロースト・ラム。牧草だけで育つので脂が黄色っぽく、香りが強い。
アフガン・ビスケット。ココアとコーンフレークの生地に、チョコとクルミを載せる。
アフガン・ビスケット。ココアとコーンフレークの生地に、チョコとクルミを載せる。
テ・アナウ湖の夕暮れ。8時を過ぎてもまだ明るい(夏)。
テ・アナウ湖の夕暮れ。8時を過ぎてもまだ明るい(夏)。
湖の反射。風がやんだ数分だけこうなる。
湖の反射。風がやんだ数分だけこうなる。

費用のまとめ/成田発4泊6日・大人2人で1台を借りる想定の1人あたり。2026年8月時点、1NZドル=93円で換算。航空券は時期で大きく動きます。

航空券(成田⇄オークランド往復・エコノミー)145,000円
国内線 オークランド⇄クイーンズタウン 往復26,000円
NZeTA(モバイル申請17NZドル)1,580円
国際観光保全税 IVL(100NZドル)9,300円
レンタカー3日+保険(240NZドル/2人割)11,160円
ガソリン代(往復約700km/2人割)6,500円
テ・アナウ2泊(1泊180NZドル・2人割)16,740円
クイーンズタウン1泊(2人割)9,300円
ミルフォードサウンド クルーズ(117NZドル)10,880円
海中展望台の追加(40NZドル)3,720円
食事・飲み物 5日分32,500円
合計(1人あたり)約272,000円

ミルフォードサウンドのクルーズを予約する

※広告枠。表示される内容は提携各社によります。

削るなら/クイーンズタウン発の日帰りバス+クルーズのパッケージ(223NZドル=約20,739円)にすればレンタカーと宿が丸ごと不要になります。逆に削ってはいけないのは、テ・アナウでの給油と、雨具と、虫除けです。

「晴れを引いたら山が見える。雨を引いたら、千の滝が見える」
——船長が出港前のアナウンスで言った言葉。

行く前に必ず確認すること(2026年8月時点)/①ミルフォード・ロードは雪崩や落石で閉鎖されることがあります(DOCとNZTAのサイトで当日の状況を確認)②テ・アナウを出ると給油所も店もありません③携帯は大半が圏外です④クルーズは要予約、夏は数週間前に埋まります⑤NZeTAとIVLは出発の1週間前までに⑥検疫申告は正直に。料金・時刻は変わります。

この旅で使える予約サイトをまとめて見る

※広告枠。表示される内容は提携各社によります。

MILFORD SOUND / PIOPIOTAHI, NEW ZEALAND

写真:Wikimedia Commons(各ファイルはパブリックドメイン、CC0、CC BY、CC BY-SA のいずれかで公開されているものを使用しています。作者名と個別のライセンスは各ファイルのページに記載があります)。料金・営業時間・道路状況はすべて2026年8月時点の目安です。

写真の出典

  • Mitre_Peak_from_Freshwater_Basin_in_Milford_Sound.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / Public domain / Wikimedia Commons
  • Milford Sound, New Zealand (49438885648).jpg / Pedro Szekely from Los Angeles, USA / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
  • The Kea. Nestor notabilis. (8100926666).jpg / Bernard Spragg. NZ from Christchurch, New Zealand / CC0 / Wikimedia Commons
  • Sutherland_Falls_-_panoramio.jpg / Ray Hayward / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons
  • Air_New_Zealand_Boeing_777-300ER_ZK-OKV_landing_at_Taoyuan_February_2026.jpg / 4300streetcar / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons
  • Long_Sound_Fiordland_New_Zealand_Aotearoa.jpg / LawrieM / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Hanleys_Farm_aerial_panorama._October_2025.jpg / BobTanGo / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons
  • Queenstown, New Zealand (49178012863).jpg / Pedro Szekely from Los Angeles, USA / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
  • TSS Earnslaw, Queenstown (52302634601).jpg / Rod Waddington from Kergunyah, Australia / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
  • Onion_rings_served_in_Fort_William.jpg / Grendelkhan / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • GLASS_OF_HAPPINESS.jpg / Elakkiya Loganayaki / CC0 / Wikimedia Commons
  • Remarkable Vista (26143109391).jpg / Paul Balfe / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Andrew Hughes 2017 (Unsplash).jpg / Andrew Hughes andrewh / CC0 / Wikimedia Commons
  • LakeTeAnauNov182024.jpg / Hagai Agmon-Snir حچاي اچمون-سنير חגי אגמון-שניר / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Quintin_McKinnon_Statue_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Lake Te Anau, NZ (50228415603).jpg / Grace Courbis / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Fiordland_National_Park_Visitor_Centre_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Autumn_in_Te_Anau_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Te_Anau_Downs_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Perna canaliculus (Common Mussel; Kuku) (48741186147).jpg / Auckland Museum Collections from Auckland, Aotearoa New Zealand / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Flat_white_coffee_with_pretty_feather_pattern.jpg / GeorgeMichaelFarewell / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Lake Te Anau (31588241835).jpg / Tony Hisgett from Birmingham, UK / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Float_Plane_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Te_Anau_and_Murchison_Mountains.jpg / Tim Burgess / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Te_Anau_-_TeAnau9024.jpg / lumoplank / CC0 / Wikimedia Commons
  • Lake Te Anau Evening 4 (30867840583).jpg / Tony Hisgett from Birmingham, UK / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Takahe_NZ_gf161.jpg / Gillfoto / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Young takahe.JPG / Alleycat80 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Eglington Valley, Fiordland, South Island (8604786535).jpg / Ron Knight from Seaford, East Sussex, United Kingdom / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Fiordland_N.P._19.jpg / LBM1948 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Dry_River_Bed_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Forest in Fiordland National Park, New Zealand 01.jpg / Σ64 / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons
  • Rain Forest 2 (30849851433).jpg / Tony Hisgett from Birmingham, UK / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • The_Chasm_4.jpg / LBM1948 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Exploring the remote (Unsplash).jpg / Thomas Hetzler thomashetzler / CC0 / Wikimedia Commons
  • Fog On A Rocky Ridge (Unsplash).jpg / Anderson Aguirre andersonaguirre / CC0 / Wikimedia Commons
  • Swedish_cheese_scones.jpg / W.carter / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • SH94 sortie Homer tunnel pano.JPG / Borvan53 / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons
  • Home_Tunnel_west_portal.jpg / Bay Barrister / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Homer_Tunnel_eastern_side.jpg / Bay Barrister / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Kea. New Zealand Alpine parrot. (51793149453).jpg / Bernard Spragg. NZ from Christchurch, New Zealand / Public domain / Wikimedia Commons
  • Kea Alpine parrot (19168924003).jpg / Bernard Spragg. NZ from Christchurch, New Zealand / CC0 / Wikimedia Commons
  • Milford_Sound_foreshore_with_snow-dusted_Mitre_Peak_in_the_background.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / Public domain / Wikimedia Commons
  • Milford Sound – Piopiotahi, Part I – MilfordSound8987.jpg / lumoplank / CC0 / Wikimedia Commons
  • Mitre_Peak_behind_flaxes_at_Milford_Sound_foreshore.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / Public domain / Wikimedia Commons
  • Tour_boat_below_the_tall_cliffs_of_The_Palisades.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / Public domain / Wikimedia Commons
  • Tour_boat_below_sheer_cliff_faces_of_Milford_Sound.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Milford Sound, Mitre Peak, ships 2016-01-31-2.jpg / Szilas / Public domain / Wikimedia Commons
  • Stirling Falls, Milford Sound-17.jpg / wehunts / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
  • Tour boat ‘Milford Wanderer’ below Stirling Falls in Milford Sound.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Lady Bowen Falls. Milford Sound NZ (31091105904).jpg / Bernard Spragg. NZ from Christchurch, New Zealand / CC0 / Wikimedia Commons
  • Bowen Falls Milford Sound NZ. (52987926755).jpg / Bernard Spragg. NZ from Christchurch, New Zealand / Public domain / Wikimedia Commons
  • Milford_Sound_on_a_stormy_day._-_Flickr_-_upsidedown_astronomer.jpg / Paul Stewart from Timaru, New Zealand / CC0 / Wikimedia Commons
  • Milford Sound in a foggy day (49208999916).jpg / Pedro Szekely from Los Angeles, USA / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
  • Milford Sound Waterfall 6 (31595877906).jpg / Tony Hisgett from Birmingham, UK / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Rock formation – Milford Sound, NZ – DSC04969.jpg / Daderot / CC0 / Wikimedia Commons
  • Alpine_fault_line_crack_in_Milford_Sound.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / Public domain / Wikimedia Commons
  • View_from_Milford_Sound_into_Sinbad_Gully.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / Public domain / Wikimedia Commons
  • U-shaped_valley_of_Milford_Sound_carved_out_by_successive_glaciation.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / Public domain / Wikimedia Commons
  • Sinbad_Gully_next_to_snow-covered_Mitre_Peak.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / Public domain / Wikimedia Commons
  • Milford_Sound_NZ7_2783.jpg / Bengt Nyman / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Peaks and Clouds, Milford Sound (53463609373).jpg / John D. from Pasadena, USA / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • New Zealand (50156730508).jpg / Pedro Szekely from Los Angeles, USA / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
  • New Zealand landscape (49202076086).jpg / Pedro Szekely from Los Angeles, USA / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
  • Milford Sound (50698148846).jpg / Andy Maguire from London, UK / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Milford Sound, Zeelanda Berria.jpg / Jolaus / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons
  • Milford_Sound_Panorama.jpg / Johannes Vogel / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons
  • Fog-shrouded mountain (Unsplash).jpg / Carina Höglinger carhoeg / CC0 / Wikimedia Commons
  • Mount_Pembroke_towers_over_a_yacht_in_Milford_Sound.jpg / Fin 22 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Rock en route – Milford Sound, NZ – DSC04954.jpg / Daderot / CC0 / Wikimedia Commons
  • Milford_Sound_Hebrew_Wikivoyage_front_page_banner.jpg / Andy Maguire from London, UK / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Milford_Sound_-_Flickr_-_GregTheBusker.jpg / Greg Schechter from San Francisco, USA / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Anita_Bay_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Anita_Bay_near_the_entrance_to_Milford_Sound.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / Public domain / Wikimedia Commons
  • View_from_base_of_Bowen_Falls_towards_snow-dusted_Sheerdown_Hills.jpg / Pseudopanax at English Wikipedia / Public domain / Wikimedia Commons
  • Entrance_of_Milford_Sound_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Milford_Sound_cruising_2016-01-31-43.jpg / Szilas / Public domain / Wikimedia Commons
  • Milford_Sound_harbour_2016-01-31.jpg / Szilas / Public domain / Wikimedia Commons
  • Kea Bird, New Zealand (49447692088).jpg / Pedro Szekely from Los Angeles, USA / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
  • Fur_seals_at_Milford_Sound_-_panoramio.jpg / Annette Teng / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • New_Zealand_Fur_Seal_-_Flickr_-_GregTheBusker.jpg / Greg Schechter from San Francisco, USA / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Milford Sound, South Island (483062) (9482402185).jpg / Robert Linsdell from St. Andrews, Canada / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Boat_to_Milford_Sound_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Quiet road near Milford Sound (Unsplash).jpg / Anderson Aguirre andersonaguirre / CC0 / Wikimedia Commons
  • Fish_and_chips_plate_with_peas.jpg / Grendelkhan / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Mixue ice cream (taro and vanilla)-20250425.jpg / Shwangtianyuan / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Dark Hot Chocolate, San Churro Leederville, 2026 (01).jpg / Bahnfrend / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Beautiful_Pavlova_cake.jpg / Ole Husby / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
  • Pavlova prior to baking (20240330152736).jpg / Lcmortensen / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Six_steamed_oysters_on_the_half_shell.jpg / Jud McCranie / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Milford_Track_Glade_House.jpg / AlasdairW / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons
  • Mountains_southwest_of_Midford_Sound.jpg / Bong Teo / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
  • Milford_Track_Clinton_Hut.jpg / AlasdairW / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Milford_Track_Dumpling_Hut_Dormitories.jpg / AlasdairW / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons
  • Milford_Track_Pompolona_Lodge.jpg / AlasdairW / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Milford_Track_Mackinnon_Memorial_2.jpg / AlasdairW / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons
  • Sutherland_Falls_2011.jpg / Javier Sánchez Portero / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons
  • Sutherland_Falls_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Milford Sound 5 (31595832866).jpg / Tony Hisgett from Birmingham, UK / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • On the way to Milford Sound 7 (31588274605).jpg / Tony Hisgett from Birmingham, UK / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
  • Hirere_Shelter_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Fiordland National Park, Part II – Fiordland9056.jpg / lumoplank / CC0 / Wikimedia Commons
  • Doubtful_Sound_-_Patea_-_DoubtfulSound9081.jpg / lumoplank / CC0 / Wikimedia Commons
  • Celestial Dome (Unsplash).jpg / Edward Zhao lindendragon / CC0 / Wikimedia Commons
  • A roast lamb dinner at Black Horse Inn, Nuthurst West Sussex England.jpg / Acabashi / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
  • Afghan_II_MRD.jpg / Mike Dickison / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons
  • Lake_Te_Anau_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons
  • Prairie_Lake_-_2013.04_-_panoramio.jpg / rheins / CC BY 3.0 / Wikimedia Commons

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