
エジプトカイロの料理・食文化パン・粉もの・点心
エジプトのグーラッシュ
جلاش باللحمةEgyptian goulash
フィロ生地に肉を重ねた四角いパイ
概要
01
薄い生地で作る肉のパイ
エジプトのグーラッシュは、フィロという薄い生地にひき肉を挟んで焼く料理。四角く切り分ける姿が知られ、ハンガリーの煮込みグーラッシュとは別物だ。同じ名前でも、運ばれる皿の形が大きく違う。
Amira’s Pantryは、家族の集まりに登場する定番として紹介する。大きな天板で焼いて分けるため、人数の多い食卓にも合わせやすい。生地と肉を重ねる構造が料理の中心になる。
味と特徴
02
生地の焼き目と肉汁
上の生地は焼けて軽く割れ、肉に近い層は水分や脂を含む。一切れの中に乾いた歯切れとしっとりした部分が共存する。パスタを使うマカローナ・ベシャメルより、薄皮の層が目立つ。
ひき肉の食感も、生地とは異なる。肉と生地を一緒に取り分けて食べる。冷めると、生地の歯触りも変わる。
材料と産地
03
フィロ生地を重ねる作り方
家庭レシピでは、玉ねぎとひき肉を調理し、油脂を塗りながら重ねたフィロの間へ広げる。さらに上の生地を重ね、切り分けてから乳と卵の液を加えて焼く型が紹介される。
これは一つの家庭の配合であり、すべての店に同じ液や具が入るとは限らない。野菜を加える応用もあり、ひき肉だけに見えても中身は注文で確かめたい。
歴史と由来
04
ロカークの肉パイとの違い
エジプトには、乾いた薄いパンをだしで戻して肉を挟むロカークもある。どちらも重ねて焼く姿だが、使う生地と湿らせる工程が違う。四角い肉パイをすべて同じ名前で呼ぶと、この違いが見えなくなる。
エジプトのグーラッシュは、フィロ生地を重ねて肉を挟むパイ。上の生地に焼き目が付き、中には肉の層がある。
基本情報
- 紹介する土地
- エジプト・カイロ
- 現地名
- Egyptian goulash / جلاش باللحمة
- 主な材料
- フィロ生地、ひき肉、油脂など
- 料理の形
- パン・粉もの・点心
- 食感の目印
- パリッ・層状・しっとり
出典
- Phyllo Meat Pie (Egyptian Goulash) – Amira's Pantry(料理の材料・食べ方・地域との関係)
写真(1枚)
- 1. エジプトのグーラッシュの作例。 / Smilebocy / CC BY-SA 4.0 / 原典
写真は料理の作例です。掲載用にサイズ調整・画面に合わせたトリミングを行っています。本文で紹介する店やレシピと同一の品とは限りません。


